その”遊び”は突然始まった。
おそらく多くの子供たちが先生を真似して家で遊んでいるんだろう。そういう話は聞いたことがある。
でも、あの王子様でもこういう遊びをするんだ~と初めて見たときはかなり驚いた。
ピアノに向かい、私を生徒にして後ろに座らせる。
「今日は○○の歌を歌います。ハイッッ!」
かなり唐突だ。
その○○の歌、知らないんですけど・・・。
しかも時々は自分で創作したでたらめの歌だったり。。。
童謡もうろ覚えだったりして「なんとかの~なんとかで~~」とか適当に歌っていると
「違うでしょ。なんとかじゃないよ!」
と厳しく注意されます。
ここにもう一人先生になろうとしている人を発見。
譲らない二人の攻防戦がこのあと延々と続くのでした・・・。